カテゴリ: SpringのWeb開発(Spring MVC) 更新日: 2026/01/15

SpringのMultipartFileからファイル情報(名前・サイズ・MIME)を取得する方法|初心者向けに基本から丁寧に解説

SpringのMultipartFile からファイル情報(名前/サイズ/MIME)を取得する方法
SpringのMultipartFile からファイル情報(名前/サイズ/MIME)を取得する方法

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Spring MVCでファイルアップロードはできたんですが、MultipartFileって何が入っているんですか?ファイル名とかサイズってどうやって取るんでしょうか。」

先輩

「MultipartFileには、アップロードされたファイルに関する情報が一通り入っています。名前やサイズ、ファイルの種類なども取得できますよ。」

新人

「ファイルって保存する前にチェックした方がいいって聞いたんですが、それもMultipartFileでできるんですか?」

先輩

「その通りです。Spring MultipartFileからファイル情報を取得する方法を、基本から順番に整理していきましょう。」

1. MultipartFileとは何か(ファイルアップロードとの関係)

1. MultipartFileとは何か(ファイルアップロードとの関係)
1. MultipartFileとは何か(ファイルアップロードとの関係)

MultipartFileとは、Spring MVCでファイルアップロードを行う際に使われる、 アップロードされたファイルを表すためのオブジェクトです。 Web画面から選択されたファイルは、そのままサーバのフォルダに保存されるわけではなく、 一度HTTPリクエストとして送信されます。

Spring MVCは、そのリクエストを解析し、 ファイル部分のデータをMultipartFileという形にまとめて、 Controllerのメソッド引数として渡してくれます。 そのため、開発者は複雑なリクエスト解析を意識せずに、 ファイルアップロード処理を実装できます。

初心者の方が混乱しやすい点は、 「MultipartFileは実体のファイルなのか」という部分です。 実際には、MultipartFileはアップロードされたファイルの情報を 一時的に保持している入れ物のような存在です。 保存処理を行わない限り、サーバ上にファイルは残りません。

Spring MVC ファイルアップロードの基本として、 「MultipartFileはファイルそのものではなく、ファイル情報とデータを扱うためのオブジェクト」 という考え方を押さえることが重要です。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    return "result";
}

このように、ControllerではMultipartFileを引数として受け取るだけで、 アップロードされたファイルを扱う準備が整います。

2. なぜMultipartFileからファイル情報を取得する必要があるのか

2. なぜMultipartFileからファイル情報を取得する必要があるのか
2. なぜMultipartFileからファイル情報を取得する必要があるのか

ファイルアップロード処理では、 ファイルを保存する前にいくつか確認すべきポイントがあります。 例えば、ファイル名は何か、サイズはどのくらいか、 どの種類のファイルなのかといった情報です。

これらを確認せずに処理を進めてしまうと、 想定外に大きなファイルがアップロードされたり、 本来受け付けてはいけない形式のファイルが保存されてしまう可能性があります。 そのため、実務ではファイル情報の取得とチェックが欠かせません。

Spring MultipartFileを使えば、 ファイル名、ファイルサイズ、MIMEタイプといった情報を簡単に取得できます。 これらの情報をもとに、 アップロードを許可するかどうかを判断するのが一般的です。

新人の方は、 「とりあえずアップロードできればいい」 と考えがちですが、 ファイルアップロードはセキュリティとも深く関係します。 MultipartFile ファイル情報を正しく取得し、 チェックすることが安全な実装につながります。

3. MultipartFileで取得できる代表的な情報の種類

3. MultipartFileで取得できる代表的な情報の種類
3. MultipartFileで取得できる代表的な情報の種類

MultipartFileから取得できる情報はいくつかありますが、 初心者の方がまず押さえておきたいのは、 ファイル名、ファイルサイズ、MIMEタイプの三つです。

ファイル名とは、ユーザーが選択した元のファイル名のことです。 ファイルサイズは、アップロードされたファイルの容量を表します。 MIMEタイプとは、ファイルの種類を示す情報で、 画像なのか、テキストなのかといった判別に使われます。

これらの情報は、MultipartFileが持つメソッドを使って取得できます。 Spring MVC MultipartFileは、 ファイルアップロード処理に必要な情報を一通り備えているため、 追加のライブラリを使わずに基本的なチェックが可能です。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    String fileName = file.getOriginalFilename();
    long fileSize = file.getSize();
    String contentType = file.getContentType();
    return "result";
}

この例では、 MultipartFileからファイル名、サイズ、MIMEタイプを取得しています。 これらの情報を使って、 ファイルサイズ制限を設けたり、 特定のファイル形式のみを許可したりすることができます。

Spring MultipartFile ファイル情報の取得は、 ファイルアップロード処理の第一歩です。 まずは「どんな情報が取れるのか」を理解し、 次のステップでチェックや保存処理につなげていくことが大切です。

4. MultipartFileからファイル名を取得する方法

4. MultipartFileからファイル名を取得する方法
4. MultipartFileからファイル名を取得する方法

MultipartFileからファイル名を取得するには、 getOriginalFilenameメソッドを使用します。 このメソッドは、ユーザーが画面で選択した 元のファイル名をそのまま返してくれます。

初心者の方が最初に混乱しやすいのは、 「このファイル名はサーバに保存された名前なのか」 という点です。 getOriginalFilenameで取得できるのは、 あくまでアップロード時点のファイル名であり、 サーバ側で保存した後の名前ではありません。

新人と先輩の会話でよくあるのが、 「ファイル名をそのまま保存しても大丈夫ですか」 という疑問です。 実務では、ファイル名の重複や不正な文字を防ぐため、 この取得した名前をそのまま使わず、 加工して保存することが多いです。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    String fileName = file.getOriginalFilename();
    System.out.println(fileName);
    return "result";
}

このように、MultipartFile ファイル名は getOriginalFilenameで簡単に取得できます。 まずは取得できることを確認し、 その後の処理でどのように扱うかを考えることが大切です。

5. MultipartFileからファイルサイズを取得する方法

5. MultipartFileからファイルサイズを取得する方法
5. MultipartFileからファイルサイズを取得する方法

ファイルサイズを取得するには、 MultipartFileのgetSizeメソッドを使用します。 このメソッドは、アップロードされたファイルのサイズを バイト単位で返します。

初心者の方がつまずきやすいポイントは、 「サイズの単位が分からない」 という点です。 getSizeの戻り値は数値ですが、 キロバイトやメガバイトではなく、 バイト単位であることに注意が必要です。

新人がよくする勘違いとして、 「思ったより数値が大きい」 というケースがあります。 これは単位を変換していないことが原因です。 実務では、バイトをキロバイトやメガバイトに 換算して表示することもあります。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    long fileSize = file.getSize();
    System.out.println(fileSize);
    return "result";
}

Spring MultipartFile サイズの取得は、 ファイルアップロード制限をかける際に 非常に重要です。 一定サイズを超えるファイルは受け付けない、 といった制御はこの値をもとに行われます。

6. MultipartFileからMIMEタイプを取得する方法

6. MultipartFileからMIMEタイプを取得する方法
6. MultipartFileからMIMEタイプを取得する方法

MIMEタイプを取得するには、 MultipartFileのgetContentTypeメソッドを使用します。 MIMEタイプとは、 ファイルの種類を表すための情報です。

例えば、画像ファイルであればimage、 テキストファイルであればtextといった形式で表されます。 Spring MVCでは、 この情報をもとにファイルの種類を判別できます。

初心者の方が混乱しやすいのは、 「拡張子とMIMEタイプは同じものなのか」 という点です。 実際には別物で、 拡張子はファイル名の一部、 MIMEタイプはファイルの内容を表す情報です。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    String contentType = file.getContentType();
    System.out.println(contentType);
    return "result";
}

MultipartFile MIMEタイプの取得は、 画像ファイルのみ許可したい場合などに よく利用されます。 拡張子だけで判断するよりも、 安全なチェックにつながる点が特徴です。

7. Controllerでファイル情報を確認する基本的な流れ

7. Controllerでファイル情報を確認する基本的な流れ
7. Controllerでファイル情報を確認する基本的な流れ

実際のControllerでは、 ファイル名、サイズ、MIMEタイプを まとめて確認するケースがほとんどです。 そのため、個別にメソッドを覚えるだけでなく、 全体の流れを理解することが重要です。

基本的な流れとしては、 ControllerでMultipartFileを受け取り、 必要な情報を取得し、 条件に応じて処理を分岐させます。 問題がなければ保存処理へ進みます。

新人と先輩の会話でよく出てくるのが、 「どこでチェックを書くべきか」 という疑問です。 ファイル情報のチェックは、 Controllerの最初で行うのが一般的です。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    String fileName = file.getOriginalFilename();
    long fileSize = file.getSize();
    String contentType = file.getContentType();

    if (fileSize == 0) {
        return "error";
    }
    return "result";
}

このように、 Spring MVC MultipartFileを使えば、 ファイル情報の取得からチェックまでを シンプルに実装できます。 まずはControllerで情報が正しく取れているかを確認し、 少しずつ実務的な条件を追加していくのがおすすめです。

MultipartFile ファイル名、サイズ、MIMEタイプの扱いを 正しく理解することで、 ファイルアップロード処理への不安は大きく減ります。 基本を押さえたうえで、 次のステップに進んでいきましょう。

8. ファイル情報取得でよくある勘違い

8. ファイル情報取得でよくある勘違い
8. ファイル情報取得でよくある勘違い

MultipartFileからファイル情報を取得する際に、 初心者の方がまずつまずきやすいのが、 「取得できる情報=必ず正しい情報」 と思い込んでしまう点です。

例えば、ファイル名はgetOriginalFilenameで取得できますが、 これはユーザーが指定した名前そのものです。 サーバ側で安全性が保証された名前ではありません。 そのため、実務では 「取得できる=そのまま使ってよい」 とは考えないことが重要です。

新人と先輩の会話でも、 「MultipartFileから取った情報なら安全ですよね」 という質問がよく出ます。 しかし、先輩は 「取得できるのと、安全に使えるのは別」 という点を必ず説明します。

Spring MultipartFile ファイル情報 取得は、 あくまで判断材料を得るための処理です。 その情報をどう扱うかは、 開発者の設計に委ねられていることを しっかり意識しておきましょう。

9. ファイル名・サイズ・MIMEタイプをチェックする理由

9. ファイル名・サイズ・MIMEタイプをチェックする理由
9. ファイル名・サイズ・MIMEタイプをチェックする理由

なぜMultipartFileから ファイル名、サイズ、MIMEタイプを わざわざ取得してチェックする必要があるのでしょうか。 その理由は、大きく分けて 安全性と安定性の確保にあります。

ファイル名をチェックしない場合、 予期しない文字や長すぎる名前によって、 システム側でエラーが発生する可能性があります。 サイズを確認しなければ、 極端に大きなファイルが送信され、 サーバの負荷が高まる危険もあります。

MIMEタイプのチェックも重要です。 見た目は画像でも、 実際には別の種類のデータである場合もあります。 Spring MultipartFile セキュリティの観点では、 この点を無視することはできません。

新人の方は、 「動いているから問題ない」 と考えがちですが、 ファイルアップロードは 想定外の使われ方をされやすい機能です。 だからこそ、 情報取得とチェックが欠かせません。

10. 実務でよく使われるMultipartFile情報チェックの例

10. 実務でよく使われるMultipartFile情報チェックの例
10. 実務でよく使われるMultipartFile情報チェックの例

実務では、MultipartFileから取得した情報を使って、 いくつかの条件チェックを組み合わせるケースが多いです。 単純に一つの条件だけを見るのではなく、 複数の観点から判断します。

例えば、 ファイルサイズが一定以下であること、 MIMEタイプが許可された種類であること、 ファイル名が空でないこと、 といった条件をまとめて確認します。


@PostMapping("/upload")
public String upload(@RequestParam MultipartFile file) {
    String fileName = file.getOriginalFilename();
    long fileSize = file.getSize();
    String contentType = file.getContentType();

    if (fileName == null || fileName.isEmpty()) {
        return "error";
    }

    if (fileSize > 1048576) {
        return "error";
    }

    if (!contentType.startsWith("image")) {
        return "error";
    }

    return "result";
}

このように、 Spring MultipartFile ファイル情報 取得の結果を使って、 段階的にチェックを行います。 条件を分けて書くことで、 後から修正しやすくなる点も実務では重要です。

初心者のうちは、 一つの条件だけを書いて終わりにしがちですが、 実際の現場では複数条件の組み合わせが基本になります。

11. 初心者がつまずきやすいポイント整理

11. 初心者がつまずきやすいポイント整理
11. 初心者がつまずきやすいポイント整理

MultipartFileのファイル情報を扱う中で、 初心者が特につまずきやすいポイントはいくつかあります。 まず多いのが、 「取得した情報の意味を正しく理解していない」 というケースです。

ファイルサイズの単位を誤解したり、 MIMEタイプと拡張子を同じものだと考えたりすると、 意図しない動作につながります。 また、nullや空文字のチェックを忘れることも、 エラーの原因になりやすいです。

新人と先輩の会話では、 「なぜこのチェックが必要なんですか」 という質問がよく出ます。 そのたびに、 「想定外の入力に備えるため」 という説明が繰り返されます。

Spring MVC ファイルアップロードでは、 ユーザーの操作を完全に信頼しないことが、 安定した実装への第一歩です。 その意識を持つだけで、 つまずきは大きく減ります。

12. MultipartFileのファイル情報を正しく扱うための考え方

12. MultipartFileのファイル情報を正しく扱うための考え方
12. MultipartFileのファイル情報を正しく扱うための考え方

MultipartFileのファイル情報を正しく扱うためには、 技術的なメソッドを覚えるだけでなく、 考え方を身につけることが大切です。 取得できる情報は、 あくまで判断材料であるという意識を持ちましょう。

ファイル名、サイズ、MIMEタイプは、 どれも単体では不十分な場合があります。 それぞれの情報を組み合わせて、 全体として安全かどうかを判断する姿勢が重要です。

Spring MultipartFile セキュリティを意識した実装では、 「問題が起きてから対応する」のではなく、 「問題が起きないように事前に防ぐ」 という考え方が基本になります。

初心者の方は、 まずはControllerで情報を取得し、 条件分岐を書いてみるところから始めてください。 その積み重ねが、 安全で実務に通用する ファイルアップロード処理につながります。

MultipartFile ファイル情報の扱いを正しく理解すれば、 ファイルアップロードは怖いものではありません。 基本を丁寧に押さえ、 一つずつ確認しながら実装を進めていきましょう。

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