カテゴリ: SpringのDB操作 更新日: 2026/02/19

JdbcTemplateの基本CRUD操作を完全解説!初心者でもわかるselect・insert・update・delete

JdbcTemplateの基本CRUD操作を理解する(select/insert/update/delete)
JdbcTemplateの基本CRUD操作を理解する(select/insert/update/delete)

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Spring Bootでデータベース操作をするときに、CRUD操作ってよく聞くんですが、正直よく分かっていません」

先輩

「CRUDは、データベースを扱ううえで必ず出てくる基本操作のまとめた呼び方ですね」

新人

「JdbcTemplateでも、そのCRUD操作ができるんですよね?」

先輩

「そうです。JdbcTemplateは、Spring JDBCでCRUD操作を分かりやすく書くための仕組みなんです」

1. CRUD操作とは何か

1. CRUD操作とは何か
1. CRUD操作とは何か

CRUD操作とは、データベースに対して行う基本的な四つの操作をまとめた言葉です。 それぞれの頭文字を取って、CRUDと呼ばれています。 Spring JDBCやJdbcTemplateを学ぶ前に、この考え方を理解しておくことがとても重要です。

CはCreateで、新しいデータを登録する操作を指します。 RはReadで、登録されているデータを取得する操作です。 UはUpdateで、既存のデータを更新する操作になります。 DはDeleteで、不要になったデータを削除する操作です。

データベースを使ったアプリケーションでは、 この四つの操作を必ずと言っていいほど行います。 JdbcTemplate CRUDという言葉は、 JdbcTemplateを使ってこれらの操作を行うことを意味しています。

初心者の方は、CRUDという言葉が難しく感じるかもしれませんが、 実際には「登録・表示・更新・削除」という とても身近な処理をまとめて呼んでいるだけです。 この基本を押さえることで、 Spring JDBC CRUDの全体像が見えてきます。

2. JdbcTemplateでCRUD操作を行う全体像

2. JdbcTemplateでCRUD操作を行う全体像
2. JdbcTemplateでCRUD操作を行う全体像

JdbcTemplateは、Spring JDBCの中核となるクラスで、 SQLを使ったデータベース操作を簡単に書けるように設計されています。 従来のJDBCでは必要だった接続管理や例外処理を、 JdbcTemplateが自動的に肩代わりしてくれます。

JdbcTemplateを使ったCRUD操作では、 開発者はSQLを書くことに集中できます。 select文でデータを取得し、 insert文でデータを追加し、 update文やdelete文でデータを変更・削除します。 SQLそのものは、これまで学んだ知識をそのまま活かせます。

Spring Boot環境では、 依存関係とデータベース設定が正しく行われていれば、 JdbcTemplateは自動的に利用可能になります。 Controllerや他のクラスからJdbcTemplateを注入して、 そのままCRUD操作を実装できる点が大きな特徴です。

JdbcTemplate CRUDの流れを理解するうえでは、 「SQLを書く場所」と「SQLを実行する役割」を 明確に分けて考えることが大切です。 JdbcTemplateは、SQLを実行するための道具であり、 処理の内容そのものはSQLに書かれています。


@Autowired
private JdbcTemplate jdbcTemplate;

このようにJdbcTemplateを利用できる状態であれば、 CRUD操作の準備はすでに整っています。 あとは、それぞれの操作に対応したSQLを書いていくだけです。

3. JdbcTemplateでSQLを書くときの基本的な考え方

3. JdbcTemplateでSQLを書くときの基本的な考え方
3. JdbcTemplateでSQLを書くときの基本的な考え方

JdbcTemplateを使う場合でも、 SQLそのものの考え方は通常のデータベース操作と変わりません。 まずは、どのCRUD操作を行いたいのかを明確にします。 そのうえで、対応するSQL文を用意します。

select操作では、 データを取得するためのSQLを書き、 取得結果をJavaのオブジェクトとして受け取ります。 insertやupdate、delete操作では、 データベースに変更を加えるSQLを書き、 その実行結果として影響を受けた行数を受け取ります。

初心者が混乱しやすいポイントとして、 「CRUDごとにメソッドが違うのではないか」 と思ってしまう点があります。 JdbcTemplateでは、 updateメソッドが insert・update・deleteのすべてに使われることが多く、 これが最初は分かりにくく感じる原因になります。

大切なのは、 「どのSQLを実行しているか」 「そのSQLがCRUDのどれに該当するか」 を意識することです。 メソッド名よりも、 SQLの内容を見るようにすると理解が進みます。 Spring JDBC CRUD初心者の方は、 まずこの考え方を身につけることを目標にしましょう。


String sql = "select * from users where id = ?";

このようにSQLをそのまま記述できる点が、 JdbcTemplateの分かりやすさでもあります。 難しい仕組みを意識せず、 CRUD操作の基本に集中できるのが大きなメリットです。

4. select操作の基本(queryForObject と query の考え方)

4. select操作の基本(queryForObject と query の考え方)
4. select操作の基本(queryForObject と query の考え方)

JdbcTemplateで最初に理解しておきたいCRUD操作が、select操作です。 select操作は、データベースに登録されているデータを取得する処理で、 画面表示や判定処理の土台になる重要な役割を持っています。 Spring JDBC CRUDの中でも、最も使用頻度が高い操作と言えるでしょう。

JdbcTemplateでは、select操作に主に二つの考え方があります。 一件だけ取得したい場合と、複数件取得したい場合です。 それぞれで使用するメソッドが異なるため、 ここを最初に整理して理解しておくと混乱しにくくなります。

queryForObjectは、検索結果が一件だけであることが分かっている場合に使います。 例えば、IDを指定して一人のユーザー情報を取得するようなケースです。 一方で、queryは複数行のデータを取得する場合に使います。 この違いは、SQLの結果が何件になるかという点に注目すると分かりやすくなります。


String sql = "select name from users where id = ?";
String name = jdbcTemplate.queryForObject(sql, String.class, 1);

この例では、IDを指定して一件のデータを取得しています。 SQLとJdbcTemplateメソッドの対応関係を見ると、 「select文を実行して、一つの値を受け取っている」 というシンプルな流れになっていることが分かります。


String sql = "select name from users";
List<String> list = jdbcTemplate.queryForList(sql, String.class);

こちらは複数件のデータを取得する例です。 select文の結果が複数行になるため、 Listとして受け取っています。 JdbcTemplate select操作は、 SQLの結果件数を意識するだけで理解しやすくなります。

5. insert操作の基本(updateメソッドで行う理由)

5. insert操作の基本(updateメソッドで行う理由)
5. insert操作の基本(updateメソッドで行う理由)

次に、データを登録するinsert操作について見ていきます。 初心者の方が最初に戸惑いやすいのが、 insert操作なのにupdateメソッドを使う点です。 名前だけを見ると混乱しますが、 仕組みを知れば難しい話ではありません。

JdbcTemplateのupdateメソッドは、 「データベースの内容を変更するSQLを実行するためのメソッド」 という位置付けになっています。 insert文、update文、delete文は、 すべてデータベースの状態を変更するSQLです。 そのため、まとめてupdateメソッドで実行されます。

ここでは、メソッド名よりも、 実行しているSQLの内容を見ることが大切です。 SQLがinsertであれば、 それはCreate操作になります。


String sql = "insert into users(name, age) values(?, ?)";
int count = jdbcTemplate.update(sql, "taro", 20);

このコードでは、新しいデータを一件登録しています。 戻り値として受け取っている数値は、 影響を受けた行数を表しています。 一件登録できていれば、 戻り値は一になります。 JdbcTemplate insert操作は、 この考え方で理解するとスムーズです。

6. update操作とdelete操作の基本的な違い

6. update操作とdelete操作の基本的な違い
6. update操作とdelete操作の基本的な違い

update操作とdelete操作も、 insert操作と同じくupdateメソッドを使って実行します。 ただし、行っている処理の意味はまったく異なります。 ここでは、その違いを日本語で整理してみましょう。

update操作は、既に存在するデータの内容を変更する処理です。 一方で、delete操作は、 条件に合致したデータを削除する処理になります。 SQLを見るだけで、 どちらの操作かはすぐに判断できます。


String sql = "update users set age = ? where id = ?";
int count = jdbcTemplate.update(sql, 21, 1);

この例では、特定のデータの内容を更新しています。 SQLがupdate文であるため、 これはUpdate操作になります。 影響を受けた行数が戻り値として返ってきます。


String sql = "delete from users where id = ?";
int count = jdbcTemplate.update(sql, 1);

こちらはdelete操作の例です。 条件に合致したデータを削除しています。 SQLがdelete文であれば、 Delete操作であると判断できます。 JdbcTemplate update deleteの違いは、 SQLの種類を見るだけで十分です。

7. 戻り値の意味と初心者が混乱しやすいポイント

7. 戻り値の意味と初心者が混乱しやすいポイント
7. 戻り値の意味と初心者が混乱しやすいポイント

JdbcTemplate CRUD操作で、 初心者が特に混乱しやすいのが戻り値の意味です。 select操作と、 insertやupdate、delete操作では、 戻り値の考え方が大きく異なります。

select操作では、 データそのものが戻り値になります。 一件取得なら単一の値やオブジェクト、 複数件取得ならリストとして受け取ります。 これは、SQLの実行結果をそのまま受け取っているイメージです。

一方で、insertやupdate、delete操作では、 データそのものは戻ってきません。 代わりに、 「何件のデータが変更されたか」 という数値が戻り値になります。 これが、updateメソッドの戻り値の正体です。

JdbcTemplate select insert update deleteの学習では、 「戻り値が何を表しているのか」 を必ず意識してください。 SQLの種類と戻り値の意味を結び付けて考えることで、 Spring JDBC CRUD 使い方は一気に分かりやすくなります。

最初は完璧に理解できなくても問題ありません。 SQLが分かれば、 JdbcTemplateのCRUD操作は必ず理解できます。 次のステップでは、 実際のアプリケーションでCRUD操作を組み合わせて使う流れを 少しずつ学んでいきましょう。

8. @ControllerからJdbcTemplateのCRUD処理を呼び出す流れ

8. @ControllerからJdbcTemplateのCRUD処理を呼び出す流れ
8. @ControllerからJdbcTemplateのCRUD処理を呼び出す流れ

ここまでで、JdbcTemplateを使ったCRUD操作の基本は一通り見てきました。 次に理解しておきたいのが、 実際のWebアプリケーションの中で、 どのようにCRUD処理が呼び出されるのかという流れです。 特に初心者の方は、 Controllerとデータベース操作の関係が まだ少し曖昧に感じているかもしれません。

Spring BootのWebアプリ構成では、 @Controllerは画面やリクエストの入口を担当します。 ユーザーが画面から操作を行うと、 そのリクエストを最初に受け取るのがControllerです。 Controller自身は、 SQLを書いたり、データベースに直接アクセスしたりする役割ではありません。

実際のCRUD処理は、 JdbcTemplateを使った別のクラスに任せるのが基本です。 Controllerは、 「どの処理を呼び出すか」を判断し、 「結果を画面に渡す」ことに集中します。 これが、Springでよく言われる役割分担の考え方です。


@Controller
public class UserController {

    @Autowired
    private UserRepository userRepository;

    @GetMapping("/users")
    public String list(Model model) {
        model.addAttribute("users", userRepository.findAll());
        return "userList";
    }
}

この例では、 ControllerはJdbcTemplateを直接使っていません。 UserRepositoryというクラスを経由して、 データ取得を行っています。 Controllerは処理の流れを組み立てる役割に専念し、 CRUDの詳細は別の場所に隠されています。 JdbcTemplate CRUD 設計を考えるうえで、 とても重要なポイントです。


@Repository
public class UserRepository {

    @Autowired
    private JdbcTemplate jdbcTemplate;

    public List<String> findAll() {
        String sql = "select name from users";
        return jdbcTemplate.queryForList(sql, String.class);
    }
}

このように、 RepositoryクラスがJdbcTemplateを使ってCRUD処理を担当します。 Controllerから見ると、 「データを取得する処理を呼び出している」だけなので、 内部でどんなSQLが実行されているかを意識せずに済みます。 今は完璧に理解できなくても問題ありません。 まずは、 ControllerとDB操作は役割が違う、 という感覚を持てていれば十分です。

9. CRUD操作を書くときに意識したい設計の考え方

9. CRUD操作を書くときに意識したい設計の考え方
9. CRUD操作を書くときに意識したい設計の考え方

JdbcTemplateでCRUD操作を書き始めると、 「どこにSQLを書くべきか」 「Controllerに直接書いてもいいのか」 といった疑問が出てくることがあります。 初心者の段階では、 すべてを正しく設計しようとする必要はありませんが、 基本的な考え方だけは押さえておくと安心です。

Springでは、 一つのクラスに役割を詰め込みすぎないことが大切だとされています。 Controllerは画面とリクエストの処理、 CRUD操作はデータベースとのやり取り、 というように、 役割を分けることでコード全体が読みやすくなります。

JdbcTemplate CRUD 学習の段階では、 「CRUD処理はRepositoryにまとめる」 というルールを意識するだけで十分です。 SQLが増えてきても、 どこに何が書いてあるか分かりやすくなります。 後から修正や拡張を行うときも、 影響範囲を限定しやすくなります。

ここで、 JPAとの違いについて少しだけ触れておきます。 JPAではエンティティを中心にデータを扱いますが、 JdbcTemplateはSQLを中心に考えます。 どちらが優れているという話ではなく、 「SQLをしっかり理解したい」 「処理の流れを自分で把握したい」 という学習段階では、 JdbcTemplateはとても良い選択肢です。

設計について深く考えすぎて、 手が止まってしまうのは本末転倒です。 今は、 CRUD操作を書いて動かしてみることが一番の近道です。 書きながら、 「この処理はどこに置くのが分かりやすいか」 を少しずつ考えていきましょう。

10. JdbcTemplateでCRUDを学ぶメリットと次のステップ

10. JdbcTemplateでCRUDを学ぶメリットと次のステップ
10. JdbcTemplateでCRUDを学ぶメリットと次のステップ

JdbcTemplateを使ってCRUD操作を学ぶ最大のメリットは、 データベース操作の基本を、 非常に分かりやすい形で体験できる点にあります。 SQLがそのままコードに書かれているため、 「今、何が起きているのか」 を目で追いながら理解できます。

Spring JDBC CRUDを通して学んだ知識は、 JdbcTemplateに限らず、 他のDB操作技術にもそのまま活かせます。 selectはデータ取得、 insertは登録、 updateは更新、 deleteは削除、 という基本的な考え方は変わりません。

初心者のうちは、 「この書き方で合っているのか」 「もっと良い方法があるのではないか」 と不安になることも多いと思います。 ですが、 今は完璧に理解しなくてOKです。 CRUD操作が書けて、 データが正しく動くことを確認できていれば、 それだけで十分な成果です。

次のステップでは、 CRUD操作を単体で使うだけでなく、 複数のCRUD処理を組み合わせた実装に進んでいきます。 例えば、 登録してから一覧を表示する、 更新後に詳細画面へ遷移する、 といった流れです。 その中で、 ControllerとRepositoryの役割分担が、 より自然に理解できるようになります。

JdbcTemplate CRUDの基礎が身に付いた今、 次は実際にCRUDを組み合わせた処理を書きながら、 Spring JDBCの理解をさらに深めていきましょう。 ここまで学んできた内容は、 そのための大切な土台になっています。

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