カテゴリ: SpringのDB操作 更新日: 2026/02/24

Spring BootでJPQLを動かすための準備を完全解説!EntityとRepository構成を初心者向けにやさしく理解しよう

Spring BootでJPQLを動かすための準備(Entity/Repository構成)
Spring BootでJPQLを動かすための準備(Entity/Repository構成)

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Spring Bootでデータベースを使った処理を始めたいんですが、JPQLって何から準備すればいいのか分からなくて……」

先輩

「最初は戸惑いますよね。JPQLを動かすには、EntityとRepositoryの構成をきちんと理解することが大切です」

新人

「SQLみたいにすぐ書けるものじゃないんですか?」

先輩

「JPQLはSQLとは考え方が少し違うので、まずはSpring BootでのDB操作全体の流れを知るところから始めましょう」

1. Spring BootでDB操作を始める前に知っておきたい全体像

1. Spring BootでDB操作を始める前に知っておきたい全体像
1. Spring BootでDB操作を始める前に知っておきたい全体像

Spring Bootでデータベース操作を行う場合、いきなりSQLやJPQLを書き始めるのはおすすめできません。 なぜなら、Spring Bootでは「どこで」「どのように」データを扱うかがあらかじめ決められているからです。 この流れを理解していないと、エラーが出たときに原因が分からず、初心者ほど混乱してしまいます。

Spring Bootでは、データベースの情報をEntityというクラスで表現し、 データの取得や保存はRepositoryという仕組みを通して行います。 Controllerは画面やリクエストを受け取る役割に専念し、 DB操作の詳細には立ち入りません。 この役割分担が、Spring Bootの大きな特徴です。

Pleiadesで作成したSpring Bootプロジェクトでは、 最初からGradleによるビルド構成や依存関係の管理が整っています。 そのため、開発者は環境構築よりもアプリケーションの設計に集中できます。 Spring Boot JPQL 準備を進めるうえでも、この全体像を把握しておくことが重要です。

「Controller → Repository → Entity → データベース」 という一方向の流れを意識すると、 Spring Data JPA 初心者でも構造が理解しやすくなります。 まずはこの流れを頭に入れておきましょう。

2. JPQLとは何か(SQLとの違いは軽く触れる程度)

2. JPQLとは何か(SQLとの違いは軽く触れる程度)
2. JPQLとは何か(SQLとの違いは軽く触れる程度)

JPQLとは、Java Persistence Query Languageの略で、 Spring Data JPAで使用されるクエリ言語です。 SQLと似た書き方をしますが、決定的な違いがあります。 それは「テーブル」ではなく「エンティティ」を対象にしている点です。

SQLでは、どのテーブルのどのカラムを取得するかを細かく指定します。 一方でJPQLは、Javaクラスとして定義されたEntityを操作します。 つまり、データベースの構造よりも、 Java側の設計を重視した書き方になります。

Spring Boot初心者やDB操作が初めての方は、 「SQLを覚え直す必要があるのでは」と不安になるかもしれません。 しかし、JPQLはSQLの上位互換ではありません。 Springの思想に合わせた「エンティティ操作用の言語」だと考えると理解しやすくなります。

この段階では、文法を細かく覚える必要はありません。 「JPQLはEntityを基準に書くもの」 という考え方だけを押さえておけば十分です。 実際の書き方は、EntityとRepositoryの準備が整ってから学べば問題ありません。

3. なぜEntityとRepositoryの準備が必要なのか

3. なぜEntityとRepositoryの準備が必要なのか
3. なぜEntityとRepositoryの準備が必要なのか

Spring BootでJPQLを使うためには、 必ずEntityとRepositoryを用意する必要があります。 これは面倒な制約ではなく、 アプリケーションを安全で分かりやすく保つための仕組みです。

Entityは、データベースの中身をJavaのクラスとして表現したものです。 ユーザー情報や商品情報など、 アプリケーションで扱うデータの単位を定義します。 これにより、DBの内容をJavaオブジェクトとして自然に扱えるようになります。


@Entity
public class User {
    @Id
    private Long id;
    private String name;
}

Repositoryは、Entityを取得したり保存したりするための窓口です。 interfaceとして定義することで、 Spring Data JPAが内部処理を自動で用意してくれます。 開発者は複雑なDB操作を意識せずに済みます。


public interface UserRepository {
}

この構成があるからこそ、 Controllerは「画面からの要求を受け取る役割」に集中できます。 @Controllerを使ったWebアプリ構成では、 DB操作の詳細をControllerに書かないことが重要です。

Spring Data JPA 初心者の方は、 「なぜこんなに準備が必要なのか」と感じるかもしれません。 しかし、この準備を丁寧に行うことで、 後からJPQLやクエリメソッドを書くときに迷わなくなります。 今は流れを理解するだけで十分です。

4. Entityとは何か(テーブルとの関係をやさしく説明)

4. Entityとは何か(テーブルとの関係をやさしく説明)
4. Entityとは何か(テーブルとの関係をやさしく説明)

Spring BootでDB操作を行うときに、最初につまずきやすいのが「Entityとは何か」という部分です。 SQLに慣れている人ほど、どうしても「テーブル=主役」という意識が強く残ってしまいます。 しかし、Spring Data JPAでは考え方が少し変わります。

Entityとは、データベースのテーブルそのものではなく、 「アプリケーションの中で扱いたいデータのまとまり」を表すJavaクラスです。 たとえばユーザー情報を扱う場合、usersテーブルを直接操作するのではなく、 UserというEntityを通してデータをやり取りします。

このとき重要なのは、Entityはテーブルを完全にコピーした存在ではないという点です。 テーブル構造を意識しすぎなくても、 アプリケーションに必要な情報を中心に設計して問題ありません。 これが「エンティティ基準で考える」という考え方です。

Spring Data JPA 初心者の方は、 「Entityはテーブルの代わりに使う入れ物」 くらいのイメージを持っておくと十分です。 細かい対応関係は、後から自然と理解できるようになります。

5. Entityクラスの基本的な作り方(アノテーションの役割)

5. Entityクラスの基本的な作り方(アノテーションの役割)
5. Entityクラスの基本的な作り方(アノテーションの役割)

Entityクラスを作るときに必ず登場するのが、アノテーションです。 アノテーションと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、 役割を一つずつ理解すれば怖くありません。

Entityとして扱うクラスには、@Entityを付けます。 これにより、Spring Data JPAは 「このクラスはデータベースと連携する対象だ」 と認識します。

また、@Idは「このフィールドがデータを識別するための目印」 であることを示します。 SQLでいう主キーに近い役割ですが、 ここでもテーブルを強く意識する必要はありません。


@Entity
public class User {

    @Id
    private Long id;

    private String name;

}

初心者のうちは、 「@Entityが付いたクラスがDBとつながる」 「@Idが付いた項目が一意になる」 という2点だけ覚えておけば十分です。

フィールド名は、JPQLやクエリメソッドを書くときにそのまま使われます。 そのため、SQLのカラム名ではなく、 Javaのフィールド名が基準になる点もここで意識しておきましょう。

6. Repositoryとは何か(なぜinterfaceなのか)

6. Repositoryとは何か(なぜinterfaceなのか)
6. Repositoryとは何か(なぜinterfaceなのか)

Entityを用意しただけでは、まだデータを取得したり保存したりできません。 そこで登場するのがRepositoryです。 Repositoryは、Entityを操作するための専用の窓口です。

Spring Bootでは、Repositoryはclassではなくinterfaceとして作成します。 これは、実装を自分で書かなくても、 Spring Data JPAが自動的に処理を用意してくれるからです。

初心者の方が混乱しやすいポイントとして、 「中身が空なのに動くのはなぜ?」 という疑問があります。 これはSpring Data JPAが、 interfaceの定義をもとに裏側で処理を生成しているためです。


public interface UserRepository {
}

この仕組みにより、 開発者はDBアクセスの細かい実装を意識しなくて済みます。 Repositoryには「何を取得したいか」だけを書き、 「どうやって取得するか」はSpringに任せる、 これがSpringの役割分担の考え方です。

@Controllerを使ったWebアプリ構成では、 Controllerから直接SQLを書くことはありません。 必ずRepositoryを経由してEntityを扱います。 この流れを守ることで、コード全体が整理され、見通しが良くなります。

7. クエリメソッドを使うためのRepository設計の考え方

7. クエリメソッドを使うためのRepository設計の考え方
7. クエリメソッドを使うためのRepository設計の考え方

Spring Data JPAの大きな特徴の一つが、クエリメソッドです。 これは、メソッド名だけでデータ検索の条件を表現できる仕組みです。 JPQLを書く前の段階として、非常に重要な考え方になります。

クエリメソッドでは、 Entityのフィールド名を使ってメソッド名を組み立てます。 ここでもSQLやテーブル名は一切登場しません。 完全に「エンティティ基準」で設計されている点がポイントです。


public interface UserRepository {

    User findByName(String name);

}

このメソッド名を見るだけで、 「Userエンティティのnameで検索する」 という意味が直感的に分かります。 これがSpring Data JPA クエリメソッドの分かりやすさです。

初心者の方は、 「正しい名前を付けなければならない」 と不安になるかもしれませんが、 最初から完璧である必要はありません。 IDEの補完機能やエラー表示を見ながら、 少しずつ慣れていけば問題ありません。

ここまでEntityとRepositoryの準備ができていれば、 JPQLを書くための土台はすでに整っています。 今は「エンティティ基準で考える」 「RepositoryがDB操作の入口になる」 という点を理解できていれば十分です。

8. EntityとRepositoryが連携して動くイメージ

8. EntityとRepositoryが連携して動くイメージ
8. EntityとRepositoryが連携して動くイメージ

ここまででEntityとRepositoryをそれぞれ見てきましたが、 次に大切なのは「この二つがどのように連携して動くのか」という全体像をつかむことです。 初心者の方は、細かい内部処理を理解しようとしすぎて、 かえって混乱してしまうことがよくあります。 この段階では、ざっくりとした流れをイメージできれば十分です。

Entityは、アプリケーションの中で扱うデータの形を決める役割を持っています。 一方、Repositoryは、そのEntityを「取得する」「保存する」ための窓口です。 Repositoryは、Entityを引数や戻り値として扱うことで、 データベースとアプリケーションを自然につなぎます。

重要なのは、Repositoryが直接テーブルを操作しているわけではないという点です。 開発者が意識するのはあくまでEntityであり、 データベースの存在はSpring Data JPAの裏側に隠れています。 これがSpring Data JPA 設計の基本的な考え方です。

Spring Boot DB 操作 流れとしては、 「Entityを定義する → RepositoryでEntityを扱う → 結果としてDBに反映される」 という順番になります。 DBはあくまで最終的な保存先であり、 日常的に触る対象ではありません。

今は「RepositoryはEntity専用の操作窓口」 「EntityはRepositoryを通してDBとやり取りする」 という関係性を理解しておけば十分です。 内部の仕組みは、後から自然と見えてくるようになります。

9. @ControllerからRepositoryを使う基本的な流れ

9. @ControllerからRepositoryを使う基本的な流れ
9. @ControllerからRepositoryを使う基本的な流れ

Webアプリケーションでは、最終的に画面やリクエストとやり取りするのがControllerです。 Spring Bootでは、@Controllerを使って画面制御を行いますが、 Controller自身がDB操作を行うことはありません。 ここでも役割分担の考え方が重要になります。

@Controllerの役割は、 「リクエストを受け取る」 「必要な処理を呼び出す」 「結果を画面に渡す」 という三つに絞られています。 データの取得や検索条件の詳細は、 Repositoryに任せるのが基本です。

この分担によって、 Controllerのコードはシンプルになり、 画面の動きが追いやすくなります。 DB操作をControllerに書かないことは、 Springらしい設計をするうえでとても重要です。


@Controller
public class UserController {

    private final UserRepository userRepository;

    public UserController(UserRepository userRepository) {
        this.userRepository = userRepository;
    }

    public String showUser(Model model) {
        User user = userRepository.findByName("test");
        model.addAttribute("user", user);
        return "user";
    }

}

このコードでは、ControllerはRepositoryのメソッドを呼び出しているだけです。 SQLもJPQLも登場せず、 EntityであるUserを受け取って画面に渡しています。 これがSpring Boot DB 操作 流れの基本形です。

初心者の方は、 「なぜRepositoryを挟むのか」 と疑問に思うかもしれません。 しかし、この構成を守ることで、 後から処理を追加したり修正したりするときに、 影響範囲を最小限に抑えられるようになります。

10. JPQLやクエリメソッドを書く前に押さえておきたい考え方

10. JPQLやクエリメソッドを書く前に押さえておきたい考え方
10. JPQLやクエリメソッドを書く前に押さえておきたい考え方

ここまで読み進めてきて、 「まだJPQLを書いていないけれど大丈夫なのか」 と不安に感じている方もいるかもしれません。 しかし、それで問題ありません。 JPQLやクエリメソッドは、 この土台の上に積み重ねていくものだからです。

JPQLやクエリメソッドを書く前に、 必ず意識しておきたいのは、 「SQLの延長で考えない」という点です。 Spring Data JPAでは、 常にエンティティ中心で設計します。 テーブルやカラムではなく、 Entityとそのフィールドを基準に考えることが大切です。

クエリメソッドもJPQLも、 やっていることは同じです。 「どのEntityを」 「どんな条件で」 「取得したいのか」 を表現しているだけです。 書き方の違いよりも、 考え方を先に身につけることが重要です。

Springの思想は、 役割分担と見通しの良い設計を重視しています。 Controllerは画面制御、 Repositoryはデータ取得、 Entityはデータの形、 という責任範囲を守ることで、 アプリケーション全体が整理されます。

今はすべてを完璧に理解する必要はありません。 「EntityとRepositoryの関係」 「エンティティ基準で考える」 「Controllerから直接DBを触らない」 この三点が頭に残っていれば十分です。

この準備ができた状態で、 次にJPQLやクエリメソッドを書くと、 それまでよりもずっと自然に理解できるはずです。 次のステップでは、 いよいよJPQLを使った具体的な検索処理に進んでいきましょう。

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