カテゴリ: SpringのWeb開発(Spring MVC) 更新日: 2026/01/17

Thymeleafでリダイレクト(redirect:/ 動作)を初心者向けに徹底解説

Thymeleafでリダイレクト(redirect:/ 動作)
Thymeleafでリダイレクト(redirect:/ 動作)

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Spring MVCで画面遷移を作っていたら、redirect:/ という書き方が出てきたんですが、これは何をしているんですか?」

先輩

「それはリダイレクトと呼ばれる画面遷移の方法です。Thymeleafを使ったSpring MVCのWeb開発では、とても重要な仕組みですよ。」

新人

「画面を表示するだけなら、そのままHTMLを返せばいい気がするんですが、どうしてリダイレクトが必要なんですか?」

先輩

「その疑問を解決するために、まずはSpring MVCにおける画面遷移の基本から整理していきましょう。」

1. Spring MVCにおける画面遷移の基本(forwardとredirectの考え方)

1. Spring MVCにおける画面遷移の基本(forwardとredirectの考え方)
1. Spring MVCにおける画面遷移の基本(forwardとredirectの考え方)

Spring MVCのWeb開発では、ブラウザからURLにアクセスすると、 コントローラが処理を行い、その結果として画面を表示します。 このときに使われるのが「画面遷移」という考え方です。

画面遷移には大きく分けて二つの方法があります。 一つはforward、もう一つがredirectです。 forwardは、サーバ内部で次の画面に処理を引き継ぐ方法です。 redirectは、ブラウザに対して「別のURLにアクセスし直してください」と指示する方法です。

Spring MVCでは、コントローラのメソッドから文字列を返すことで、 どの画面に遷移するかを指定します。 何も指定しない場合はforwardとして動作しますが、 redirect:/ を付けることでリダイレクトになります。

この違いを理解しておくことで、 Spring MVC redirect の仕組みや使い分けが分かりやすくなります。 初心者のうちは、画面遷移はすべて同じように見えがちですが、 実際には動作が大きく異なっています。

2. リダイレクトとは何か(なぜ必要なのか)

2. リダイレクトとは何か(なぜ必要なのか)
2. リダイレクトとは何か(なぜ必要なのか)

リダイレクトとは、サーバがブラウザに対して 「このURLではなく、別のURLにアクセスしてください」 と指示する仕組みです。 Spring MVCでは、この動作を簡単に実装できます。

例えば、入力フォームの送信後にそのまま画面を表示すると、 ブラウザの更新ボタンを押したときに同じ処理が再実行されてしまうことがあります。 これは、初心者がよく遭遇するトラブルの一つです。

redirect:/ を使うことで、一度処理を終えた後に 別のURLへ移動させることができます。 これにより、同じ処理が何度も実行されるのを防ぐことができます。

このように、Thymeleaf リダイレクトは、 画面遷移を安全に行うために欠かせない仕組みです。 Spring MVCのWebアプリ開発では、 リダイレクトを前提に画面設計を行う場面が多くあります。

3. redirect:/ とは何を意味しているのか

3. redirect:/ とは何を意味しているのか
3. redirect:/ とは何を意味しているのか

redirect:/ は、Spring MVCのコントローラで使われる特別な書き方です。 これは「指定したパスにリダイレクトする」という意味を持っています。 Thymeleaf自体がリダイレクトを行うわけではなく、 Spring MVCがブラウザに指示を出しています。

例えば、次のようなコントローラのコードを見てみましょう。 pleiadesで作成したGradleプロジェクトでも、そのまま使える書き方です。


@Controller
@RequestMapping("/sample")
public class SampleController {

    @GetMapping("/start")
    public String start() {
        return "redirect:/sample/result";
    }

    @GetMapping("/result")
    public String result() {
        return "result";
    }
}

この例では、「/sample/start」にアクセスすると、 一度処理を行ったあとで「/sample/result」にリダイレクトされます。 ブラウザのURLも、最終的には「/sample/result」に変わります。

この動作が、forwardとの大きな違いです。 redirect:/ を使うことで、URLと画面の状態が一致し、 ユーザにとって分かりやすい画面遷移になります。

このように、redirect:/ は単なる記号ではなく、 Spring MVC redirect の動作を切り替える重要なキーワードです。 Thymeleafと組み合わせた画面遷移を理解するためにも、 まずはこの基本的な意味をしっかり押さえておきましょう。

4. コントローラでredirect:/ を使った基本的な書き方

4. コントローラでredirect:/ を使った基本的な書き方
4. コントローラでredirect:/ を使った基本的な書き方

ここからは、実際にSpring MVCのコントローラで redirect:/ をどのように使うのかを具体的に見ていきます。 URL、コントローラの処理、画面遷移の順番で整理すると、 redirectの動作がとても理解しやすくなります。

まず、ブラウザから「/login/check」というURLにアクセスする場面を想像してください。 このURLは、ログイン処理や入力チェックなど、 何らかの処理を行うためのURLだと考えると分かりやすいです。

Spring MVCでは、このURLを受け取ったコントローラが処理を行い、 処理が終わったあとに別の画面へ移動させたい場合があります。 そのときに使うのが redirect:/ です。


@Controller
@RequestMapping("/login")
public class LoginController {

    @PostMapping("/check")
    public String check() {
        return "redirect:/login/result";
    }

    @GetMapping("/result")
    public String result() {
        return "loginResult";
    }
}

このコードでは、「/login/check」にアクセスすると、 コントローラで処理を行ったあと、 「/login/result」というURLへリダイレクトしています。 ここで重要なのは、redirect:/login/result と書くことで、 ブラウザが新しいURLにアクセスし直すという点です。

Spring MVC リダイレクトの仕組みを使うことで、 処理用のURLと画面表示用のURLを分けて設計できます。 これにより、画面遷移の流れが整理され、 初心者でもコードの意図を追いやすくなります。

5. forwardとの違いを動作の流れで理解する

5. forwardとの違いを動作の流れで理解する
5. forwardとの違いを動作の流れで理解する

redirectとforwardの違いは、 言葉だけで覚えるよりも、動作の流れで理解することが大切です。 ここでは、ブラウザのURLバーで何が起きているかを意識しながら説明します。

forwardの場合、ブラウザは最初にアクセスしたURLのままです。 サーバ内部で処理が次の画面に引き継がれるため、 ブラウザから見ると「同じURLのまま画面だけ変わった」ように見えます。

一方、redirectの場合は動作が大きく異なります。 コントローラがブラウザに対して 「別のURLにアクセスしてください」と指示を出すため、 ブラウザは新しいURLへ再アクセスします。


@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {

    @GetMapping("/forward")
    public String forwardSample() {
        return "exampleResult";
    }

    @GetMapping("/redirect")
    public String redirectSample() {
        return "redirect:/example/result";
    }

    @GetMapping("/result")
    public String result() {
        return "exampleResult";
    }
}

forwardの場合、「/example/forward」にアクセスすると、 URLはそのままで exampleResult の画面が表示されます。 しかし redirectの場合は、 一度「/example/redirect」にアクセスしたあと、 「/example/result」に移動します。

このURLの変化が、redirect forward 違いの最も分かりやすいポイントです。 ブラウザの更新ボタンを押したときの挙動も変わるため、 画面設計ではこの違いを意識することが重要です。

6. redirect時のURLがどのように変わるのか

6. redirect時のURLがどのように変わるのか
6. redirect時のURLがどのように変わるのか

redirect:/ を使ったときの最大の特徴は、 ブラウザのURLが最終的な遷移先に変わることです。 これはSpring MVC リダイレクト 仕組みの中でも、 特に初心者が理解しておくべきポイントです。

例えば、「/order/submit」というURLにアクセスし、 注文処理を行ったあとで結果画面を表示するケースを考えてみましょう。 処理が終わったあとに redirect:/order/complete を返すと、 ブラウザは自動的にそのURLへ移動します。


@Controller
@RequestMapping("/order")
public class OrderController {

    @PostMapping("/submit")
    public String submit() {
        return "redirect:/order/complete";
    }

    @GetMapping("/complete")
    public String complete() {
        return "orderComplete";
    }
}

この場合、最初にアクセスした「/order/submit」は処理専用のURLです。 ブラウザのURLバーには、最終的に「/order/complete」が表示されます。 ユーザから見ると、結果画面に直接アクセスしたように見えるため、 画面の意味とURLが一致した状態になります。

この仕組みは、ブックマークや再読み込みを考えたときにも重要です。 redirectを使うことで、意図しない処理の再実行を防ぎ、 安全で分かりやすい画面遷移を実現できます。

Thymeleafと組み合わせたSpring MVCの画面遷移では、 redirect:/ を正しく使うことで、 URL設計とユーザ体験の両方を改善できます。 中盤ではまず、この動作の違いをしっかり理解しておきましょう。

7. リダイレクト後に画面を表示するまでの流れ

7. リダイレクト後に画面を表示するまでの流れ
7. リダイレクト後に画面を表示するまでの流れ

ここでは、redirect:/ を使ったあとに、 実際にどのような流れで画面が表示されるのかを整理します。 Spring MVC 画面遷移 リダイレクトの理解には、 この一連の流れを頭の中でイメージできることがとても重要です。

まず、ブラウザから特定のURLにアクセスすると、 そのURLに対応したコントローラのメソッドが実行されます。 そのメソッドが redirect:/ で始まる文字列を返した場合、 Spring MVCは「画面を返す」のではなく、 ブラウザに対して別のURLを通知します。

ブラウザはその指示を受け取ると、 新しいURLに対してもう一度アクセスを行います。 そして、その新しいURLに対応するコントローラが再び呼び出され、 最終的にThymeleafのHTMLテンプレートが画面として表示されます。

ここで重要なのは、HTMLはあくまで「画面を表示する役割」であり、 redirectそのものを行っているわけではない点です。 リダイレクトの判断と指示はSpring MVCが行い、 Thymeleafは最後に画面を描画する役割を担っています。


@Controller
@RequestMapping("/flow")
public class FlowController {

    @GetMapping("/start")
    public String start() {
        return "redirect:/flow/end";
    }

    @GetMapping("/end")
    public String end() {
        return "flowEnd";
    }
}

この例では、「/flow/start」にアクセスすると、 redirect:/flow/end が返されます。 その後、ブラウザが「/flow/end」にアクセスし直し、 最終的に flowEnd のHTMLが表示されます。 これが、Thymeleaf redirect 動作の基本的な流れです。

8. redirect時にModelの値が使えない理由

8. redirect時にModelの値が使えない理由
8. redirect時にModelの値が使えない理由

redirect:/ を使ったときに、 Modelに設定した値が画面で使えないという点は、 初心者が必ず一度は疑問に思うポイントです。 ここでは、その理由を分かりやすく説明します。

Modelは、コントローラからビューへ値を渡すための仕組みです。 forwardの場合は、同じリクエストの中で コントローラからThymeleafへ処理が引き継がれるため、 Modelの値をそのまま画面で利用できます。

しかし、redirectの場合は動作が異なります。 redirect:/ を返した時点で、 そのリクエストは一度終了します。 その後、ブラウザが新しいURLへ再アクセスするため、 まったく別のリクエストとして処理されます。

このため、最初のリクエストで設定したModelの値は、 次のリクエストには引き継がれません。 これが「redirectではModelの値が使えない」理由です。


@Controller
@RequestMapping("/model")
public class ModelController {

    @PostMapping("/send")
    public String send(Model model) {
        model.addAttribute("message", "完了しました");
        return "redirect:/model/result";
    }

    @GetMapping("/result")
    public String result() {
        return "modelResult";
    }
}

このコードでは、sendメソッドでModelに値を設定していますが、 redirect:/ を使っているため、 result画面ではその値を直接表示できません。 これは仕様であり、バグではありません。

RedirectAttributesなどを使う方法もありますが、 初心者のうちはまず、 redirectは「別リクエストになる」という点を しっかり理解しておくことが大切です。

9. redirectを使う際によくあるミスと注意点

9. redirectを使う際によくあるミスと注意点
9. redirectを使う際によくあるミスと注意点

redirect:/ はとても便利ですが、 使い方を誤ると意図しない動作につながることがあります。 ここでは、初心者がよくやってしまうミスを整理します。

一つ目のミスは、Modelの値がそのまま使えると思い込むことです。 先ほど説明したとおり、redirectは別リクエストになるため、 forwardと同じ感覚で書くと画面に値が表示されません。

二つ目は、画面表示用のURLと処理用のURLを 同じものにしてしまうことです。 これにより、再読み込み時に処理が再実行される原因になります。 Spring MVC 画面遷移 リダイレクトでは、 URLの役割を分ける設計が重要です。

三つ目は、redirect:/ の指定パスを間違えることです。 パスの先頭にスラッシュを付け忘れると、 想定しないURLに遷移する場合があります。 redirect:/ は常にアプリケーションのルート基準で考えるようにしましょう。

これらの点を意識することで、 Thymeleaf redirect 動作を安全に使えるようになります。

10. 初心者が最初に覚えるべきポイント

10. 初心者が最初に覚えるべきポイント
10. 初心者が最初に覚えるべきポイント

ここまで、Thymeleafでリダイレクト(redirect:/ 動作)について、 Spring MVCの仕組みとあわせて解説してきました。 最後に、初心者が最初に覚えるべきポイントを整理します。

  • redirect:/ はブラウザに別のURLへ再アクセスさせる仕組みである
  • redirectではURLが変わり、新しいリクエストが発生する
  • Modelの値はredirect後の画面には自動では引き継がれない
  • HTMLとThymeleafは画面を表示する役割に専念している
  • 処理用URLと表示用URLを分ける設計が重要

これらを理解しておくことで、 Spring MVCの画面遷移とリダイレクトの動作が 一つの流れとして見えるようになります。 まずは基本をしっかり押さえ、 少しずつ実際の画面遷移を実装しながら慣れていきましょう。

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